俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
第二十章 楓と麗子
「望月、俺は美希と蓮也を幸せにすると誓う、美希の悩みも解決する方向へと頑張るよ」

二人はこれから先も悪友でいようと誓ったのである。

                     

間もなくして麗子は退院した。

しばらくリハビリのため、病院へ通う事になった。

「麗子、リハビリ行くときは、俺も仕事を休むから車で一緒に行くぞ」

「楓、無理しなくても大丈夫よ、私一人で行けるわ」

「何言ってるんだ、また事故に遭ったらどうするんだ、麗子が心配で仕方がない」

「ありがとう、楓、じゃあお言葉に甘えてお願いしようかな」

「ああ、そうしてくれ」

俺はこんなにも麗子の存在が愛おしいなんて、自分の気持ちに驚いている。

俺と麗子は今までベッドは別だった。

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