俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「秘書の仕事は初めてなので、何をすればよろしいでしょうか?」

緊張しすぎて声が上擦ってしまった。

社長は真剣な眼差しで私を見つめた。

「俺の側にいて、俺だけ見ていてくれ」

どういう事だろうと考えた瞬間、腕を引き寄せられ彼の胸に顔を埋める体制になった。

えっ?何が起きているの?彼から離れようとすると、「俺から離れるな」と強く抱きしめられた。

「あのう、社長、誰か来たらまずいですよ」

「誰も来ない、社長室にいきなり入ってくるやつはいないから心配するな」

「でも……」

私が言いかけたより早く社長は私の唇を塞いだ。

心臓のドキドキって音が聞こえた。そして何故かされるがままに彼と永いキスをした。

彼とのキスは心地よい。

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