俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
しかも、真弓の美蓮は望月の子供だと言う言葉が脳裏から離れなかった。

蓮はつい思っていることを口にしてしまった。

「美蓮はお前の子供か」

美希は蓮の言葉に驚きを隠せなかった。

望月は美希を気遣い、蓮の胸ぐらを掴み、言葉を発した。

「蓮、美希ちゃんに謝れ、今の言葉を撤回しろ」

美蓮はいきなり望月に抱っこされていたのを、美希に渡されて、

怒鳴り声にも反応して泣き出した。

「蓮、表に出ろ」

二人はマンションの裏庭に出てきた。

「美蓮は確かにお前の子供だよ」

「それなら、なぜ、美蓮の出産を機に、美希は俺と離婚しようとしたんだ」

「お前、思い出したのか」

「いや、真弓さんから聞いた」

「キャバ嬢か」

「違うよ、蓮也のベビーシッターをしてくれていた女性だ」

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