俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
第二十九章 夫婦の絆 十二歳の年の差
あれから三年の月日が流れた。

蓮はバリバリ仕事をこなしていた。

美希は子育てに追われ、蓮也は九歳、美蓮は四歳を迎えていた。

蓮は自分の弱さを反省して、お酒は口にしなくなった。

望月は麗子と麗子の実家で暮らしている。

無事に子供も生まれて、望月と美希はあれ以来顔を合わせていない。

真弓は相変わらず蓮との接点を見つけては、誘惑してくる。

しかし蓮は毅然とした態度で、誘惑に乗ることもなかった。

蓮はますますかっこよくなり、働き盛りの魅力があった。

美希は蓮との年の差を感じていた。

蓮さんは大人の男性って感じで、すごく素敵だ。

それに比べて、私はおばさんになっちゃったな。

三十代の蓮さんは四十代の私より、二十代の若くて可愛い女性がいいよね。

蓮也が小学校へ行き、美蓮を幼稚園に送り出すと、なんかポカンと穴が空いたように

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