俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「ああ、と言うより、眠れなかった」

「えっ?」

「あんなに乱れた美希が隣に眠っているんだ、興奮して目が冴えた」

「もう、言わないでください、恥ずかしいです」

「これからは主導権は美希に任せるかな」

「えっ、それはダメです」

「どうして?」

「だって、蓮さんにいっぱい求めて欲しいから」

「美希」

そこへ、ドアがガチャっと開いた。

「ママ」

「美蓮が目を擦りながら入ってきた」

「美蓮、起きたの?」

「うん」

美希はベッドから降りて母親の顔になった。

「さあ、顔洗いに行きましょう」

美希と美蓮はウォッシャルームに向かった。

蓮はなぜあんなに美希が乱れたのか不思議だった。

初めてだよな、あんなにも積極的になって……

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