もふかわ生徒会長は、求愛コントロールができない
「話したいことって何だろうね? ミルキーから告白されちゃう?」
告白?
私なんかが?
ミルキー様に?
「ミルキー様は、私のことなんてなんとも思ってないですよ。私だって好きな人なんていませんし……」
「へぇ~~」
「勘ぐるような目を、私に向けないでください!」
「だってねぇ~」
「ミルキー様は、結婚相手も超一流じゃなきゃいけないんですよ。私なんかじゃ……」
それに、わんこ獣人の女性としか結婚できないし……
そのことは、美記ちゃんにも言えないけれど……
「金持ち御曹司ってのも、生きにくそうな人種だねぇ。まぁ、何かあったらいつでも言って。海花に頼られる女でいたいなって、いつも腕っぷしを鍛えてるからさ」
それって、喧嘩に強くなるためにトレーニングをしているってことですか?
フフフ。
たとえ筋肉ムキムキになったとしても
どんな美記ちゃんでも、私は大好きですよ。
「美記ちゃん、ありがとうございます」
「こいつ、笑顔がかわいすぎなんだから」
この時、私は気づかなかった。
幸せそうにニコニコ笑う私の隣。
「好き同士が付き合えないとか、マジでクソ!」
美記ちゃんが、苦しそうに唇をかみしめていたことを。