もふかわ生徒会長は、求愛コントロールができない


「ミルキー、なんだって?」



ベッドを囲むカーテンを開けながら、美記ちゃんが入ってきた。



「あのね……今からね……」



ベッドに座る私の声を遮るように、校内放送を知らせるチャイムが鳴り響く。



『お昼休み中、失礼します。生徒会長の月見琉希です。全校生徒にお知らせです。お昼休み終了後、午後の授業時間を使い生徒集会を行います。突然の招集で申し訳ありません。時間までに、講堂にお集まりください』




消えたミルキー様の声。

それでもまだ、美記ちゃんはスピーカーを睨みつけている。



「二日連ちゃんで生徒集会? 聞いてないんだけど」


「……そうだね」


「ミルキーからの電話って、そのことだった?」


「あっ、うん」


「まじか~ 今すぐ手伝いに行かんとかんじゃんね。うちらはまだお昼も食べてないっつーの。
まぁ、しゃーないか。弁当持っていって講堂で食べるかぁ」

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