君にかける魔法
「そんなにガチではないけど…」
「知ってるだけで嬉しい!身近にいないから~!」
テンション爆上がりのナツキちゃん。
隣のクルミちゃんは「またか」といった表情でお昼ご飯を食べる手を止めない。
「…バイト終わるの16時だからそれ以降で」
「え!いいの!?神!」
「良かったね。ナツキちゃん!」
ナツキちゃんは「楽しみっ!」と言いながら、サンドウィッチを一気に頬張る。
「…うっ」
「ほら、詰まるでしょ。はい。」
「…ごくっ……ありがとっ……」
クルミちゃんが目の前にペットボトルのお茶を差し出す。
恐らく自分のやつだ。
優しいなぁと思いつつ、ナツキちゃんの見かけによらない一面に微笑ましくなった。
『日時17時~ アニメ○○展覧会』
スマホの予定表に打ち込んだ。
そしてすっと元の位置に顔を上げる。
…違和感。
クルミちゃんの表情が少し曇っていたのは…
気のせいか……
「え?それはないでしょ?」
「そうだよね。私、考えすぎだよね。」
あの時のクルミちゃんの表情、何か思い込んでいるように見えた。
「クルミちゃんも疲れてんのよきっと。チア部結構ハードって聞くし」
「そうだよねー」
チア部ではあるが、明るく活発といった感じよりも、おしとやかで品がある感じのクルミちゃん。
きっとその落ち着きからそう見えているのかも?
「知ってるだけで嬉しい!身近にいないから~!」
テンション爆上がりのナツキちゃん。
隣のクルミちゃんは「またか」といった表情でお昼ご飯を食べる手を止めない。
「…バイト終わるの16時だからそれ以降で」
「え!いいの!?神!」
「良かったね。ナツキちゃん!」
ナツキちゃんは「楽しみっ!」と言いながら、サンドウィッチを一気に頬張る。
「…うっ」
「ほら、詰まるでしょ。はい。」
「…ごくっ……ありがとっ……」
クルミちゃんが目の前にペットボトルのお茶を差し出す。
恐らく自分のやつだ。
優しいなぁと思いつつ、ナツキちゃんの見かけによらない一面に微笑ましくなった。
『日時17時~ アニメ○○展覧会』
スマホの予定表に打ち込んだ。
そしてすっと元の位置に顔を上げる。
…違和感。
クルミちゃんの表情が少し曇っていたのは…
気のせいか……
「え?それはないでしょ?」
「そうだよね。私、考えすぎだよね。」
あの時のクルミちゃんの表情、何か思い込んでいるように見えた。
「クルミちゃんも疲れてんのよきっと。チア部結構ハードって聞くし」
「そうだよねー」
チア部ではあるが、明るく活発といった感じよりも、おしとやかで品がある感じのクルミちゃん。
きっとその落ち着きからそう見えているのかも?