闇堕ちしたエリート医師は一途に禁断の果実を希う
 ――侵入者だ!!

「だ、れ」

 さんざん啼かされて枯れかけた声で、小手毬は弱々しく呟く。全裸で包帯を巻かれ、拘束された彼女は抵抗できない。おまけに瀬尾に施された媚薬の効果はいまも続いている。“器”としての責務を果たせないまま自分はこんなところで犯されてしまうのだろうか。

「しっ……」

 騒がないで、聞き覚えのある声がパニックに陥りかけていた小手毬の内耳に届く。
 その声に、小手毬は絶句する。



「ジユウ、おにいちゃん……?」
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