小さなお嬢様~その後の永田家編~



「・・・・・・かな・・・・・」







お嬢様?




何かを言ってらっしゃる。




何を?




「真っ赤な炎に包まれた。
 その憎い顔さへ、愛おしく見える。
 それが、炎の力。
 憎くて殺したくても、愛おしくて殺せない。
 それが、炎上。」




「お嬢様?その詩は?」



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