小さなお嬢様~その後の永田家編~
「お嬢様は・・・強いですよ?」


「へ?」



「奥様が亡くなられても普段の生活態度は何一つ変わらない・・・aino様からの連絡がなくてもお嬢様は、強く待っていた・・・お嬢様は・・・強いです・・・私に比べたら・・・」



「セツ・・・・・」




「私も・・・本当は執事ではなく・・・ただの・・・弱虫です」



お嬢様は黙っていた。



「お嬢様は・・・強い・・・だから・・・しっかり前を見てください」


「セツゥ・・・・・」


お嬢様はまた泣き出した。


どうしたら・・・・良いのでしょうか・・・。


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