偽る恋のはじめかた

— kiryu side —



-------------- kiryu side




鮮やかに煌めく感情、
これが恋だと思っていた。


恋だと思っていたものに翻弄され
すぐ近くにある愛に気付けなかった。

愛に期限があることを知らなくて
その尊さと儚さも知らなかった。


俺はバカだ、大バカ者だった。






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