偽る恋のはじめかた
「俺には好きな人がいて・・・・・」
「で?」
(この言葉しか出てこない。)
「その子に1年くらい片思いしてて、たまたま聞こえてきたんだけど、その子は俺様上司がタイプらしいんだ・・・・・」
「まさか、それだけの理由で俺様上司になりたいんですか?」
桐生課長はコクン、と頷いた。
課長の真剣な顔を見ると真面目に言ってるようだ
共感出来るところが1つも見当たらない。いい歳して何を言ってるんだろう、と呆れすぎて言葉も出なかった。