世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
私の目の前にはホットプレートに大きめのお好み焼きが2つ乗っかっていて、母の桜子が器用にコテでひっくり返す。
「よしっ、うまくいったわ!」
「すっげ。お母さん、お好み焼きめちゃくちゃ上手っすね」
世界の拍手に桜子が誇らしげに笑う。
「世界くん、私のお母さん、つまり梅ちゃんのおばあちゃんが大阪出身でね、コテ捌きを小さな頃から教わってたのよー」
「やば。本場のコテ捌きなんすね、次焼く分、ひっくり返し方動画取ってもいいですか?」
「勿論よ、世界くんはお料理に興味あるの?」
「はい、料理好きなのとお世話になってる梅子さんに色んなの作ってあげたくて」
「あらっ、梅ちゃん良かったわねー」
「そ、うね……」
世界が部屋にいる中でのいきなりの桜子の訪問に戸惑ったが、桜子に対して世界は会社の後輩兼隣人としてそつなく挨拶を終え、桜子も特に世界について深く訊ねることもなかった。そして私たちが目覚めたのが遅く、ちょうどお昼時だったこともあり、こうして寄せ集め感が否めないが3人でお好み焼きを囲んでいる。
(お母さん全然気づいてない?……いやでも)
土曜日の昼間に私は昨日と同じ会社用のブラウスにタイトスカート姿で世界もワイシャツにネクタイ姿だ。私と違って色々と鈍くない桜子がこの状況になんの違和感も持っていないなんてことがあるのか私は気になってしかたない。
「お母さんのコテさばきさすがっすね、書道家って筆だけじゃなくてコテも使えるんですね」
「そうね、筆もコテも同じようなものね、ようはどう使いこなすかよ」
「使いこなすか……かっこいい……」
世界が真面目な顔をして頷いている。
(コテと筆が同じ?そんなわけないでしょうが……)
「……ところで世界くんは、梅ちゃんと同じ部署なの?」
一瞬、桜子の視線が私と世界の服装をひとまわりした気がした。
「よしっ、うまくいったわ!」
「すっげ。お母さん、お好み焼きめちゃくちゃ上手っすね」
世界の拍手に桜子が誇らしげに笑う。
「世界くん、私のお母さん、つまり梅ちゃんのおばあちゃんが大阪出身でね、コテ捌きを小さな頃から教わってたのよー」
「やば。本場のコテ捌きなんすね、次焼く分、ひっくり返し方動画取ってもいいですか?」
「勿論よ、世界くんはお料理に興味あるの?」
「はい、料理好きなのとお世話になってる梅子さんに色んなの作ってあげたくて」
「あらっ、梅ちゃん良かったわねー」
「そ、うね……」
世界が部屋にいる中でのいきなりの桜子の訪問に戸惑ったが、桜子に対して世界は会社の後輩兼隣人としてそつなく挨拶を終え、桜子も特に世界について深く訊ねることもなかった。そして私たちが目覚めたのが遅く、ちょうどお昼時だったこともあり、こうして寄せ集め感が否めないが3人でお好み焼きを囲んでいる。
(お母さん全然気づいてない?……いやでも)
土曜日の昼間に私は昨日と同じ会社用のブラウスにタイトスカート姿で世界もワイシャツにネクタイ姿だ。私と違って色々と鈍くない桜子がこの状況になんの違和感も持っていないなんてことがあるのか私は気になってしかたない。
「お母さんのコテさばきさすがっすね、書道家って筆だけじゃなくてコテも使えるんですね」
「そうね、筆もコテも同じようなものね、ようはどう使いこなすかよ」
「使いこなすか……かっこいい……」
世界が真面目な顔をして頷いている。
(コテと筆が同じ?そんなわけないでしょうが……)
「……ところで世界くんは、梅ちゃんと同じ部署なの?」
一瞬、桜子の視線が私と世界の服装をひとまわりした気がした。