世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「わぁー、いい天気ですねー」
屋上に出れば鮮やかな青い空が広がっていて真っ白な雲がところどころ綿菓子のように浮かんでいる。
「えぇ……ほんとね」
私が屋上の手すりに手を掻ければ直ぐに心奈も隣に並ぶ。
「源課長お忙しいところお時間いただきすみません。そしてこの間は本当に……申し訳ありませんでした……」
心奈が両手をそろえると深々と頭を下げた。
「え、ちょっと……顔あげて」
心奈は私の声にゆっくり顔を上げると眉を下げて小さく唇を噛み締めていた。私はその心奈の顔を見ながらすぐに口を開いた。
「私こそ見積りのこと、世界くんが改ざんしてくれていたこと直ぐに言わなくてごめんなさい……正直心奈さんの見積り方が素晴らしかった。私は心奈さんにデータ消去されててもされてなくても……あの勝負に負けてたから……」
「……ホントに馬鹿正直な方なんですね」
「ちょっと、馬鹿はよけいでしょ」
「まぁ、そんなところが世界が惚れたところなのかなって思いますけどね。あと……世界から聞いたと思いますけど……世界との婚約取りやめたんです」
私は何て言ったらよいのかわからずに小さく頷いた。
「世界と久しぶりに顔突き合わせて話して……初めてありがとうって言われました。隣にいて笑ってくれてありがとうって。すごく嬉しかった……あと……こんな私を真っすぐで人を陥れたり、悪く言ったりするような奴じゃないって世界から言われて……源課長にしたことをおもうと自分が恥ずかしくなったんです……なんて子供じみた嫌なやつなんだろうって……」
心奈は私の目を見ながら、ふっと笑った。
「だから最後にこうして……きちんと謝罪できて……自己満足ですけどすっきりしました」
「……え、最後?」
心奈はふわふわの長い髪を春風に靡かせながら私の方を真っすぐに見つめた。私も心奈の瞳を真正面から受け止めた。
「……源課長、短い間でしたけどお世話になりました」
「え?心奈さん?」
意味が分からず首を傾げた私を見ながら心奈がクスクスと笑った。
屋上に出れば鮮やかな青い空が広がっていて真っ白な雲がところどころ綿菓子のように浮かんでいる。
「えぇ……ほんとね」
私が屋上の手すりに手を掻ければ直ぐに心奈も隣に並ぶ。
「源課長お忙しいところお時間いただきすみません。そしてこの間は本当に……申し訳ありませんでした……」
心奈が両手をそろえると深々と頭を下げた。
「え、ちょっと……顔あげて」
心奈は私の声にゆっくり顔を上げると眉を下げて小さく唇を噛み締めていた。私はその心奈の顔を見ながらすぐに口を開いた。
「私こそ見積りのこと、世界くんが改ざんしてくれていたこと直ぐに言わなくてごめんなさい……正直心奈さんの見積り方が素晴らしかった。私は心奈さんにデータ消去されててもされてなくても……あの勝負に負けてたから……」
「……ホントに馬鹿正直な方なんですね」
「ちょっと、馬鹿はよけいでしょ」
「まぁ、そんなところが世界が惚れたところなのかなって思いますけどね。あと……世界から聞いたと思いますけど……世界との婚約取りやめたんです」
私は何て言ったらよいのかわからずに小さく頷いた。
「世界と久しぶりに顔突き合わせて話して……初めてありがとうって言われました。隣にいて笑ってくれてありがとうって。すごく嬉しかった……あと……こんな私を真っすぐで人を陥れたり、悪く言ったりするような奴じゃないって世界から言われて……源課長にしたことをおもうと自分が恥ずかしくなったんです……なんて子供じみた嫌なやつなんだろうって……」
心奈は私の目を見ながら、ふっと笑った。
「だから最後にこうして……きちんと謝罪できて……自己満足ですけどすっきりしました」
「……え、最後?」
心奈はふわふわの長い髪を春風に靡かせながら私の方を真っすぐに見つめた。私も心奈の瞳を真正面から受け止めた。
「……源課長、短い間でしたけどお世話になりました」
「え?心奈さん?」
意味が分からず首を傾げた私を見ながら心奈がクスクスと笑った。