世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「や……ちょっと……ンッ」

「あ、この下着の色もツボっすね」

ツボっていうなら──目の前で意地悪く笑う子供みたいな笑顔も、私と同じシャンプーの匂いもすぐに目に留まる鎖骨のホクロもはっきり言ってツボだ。

「俺、梅子さんの一生虜なんで……ふっ……そんな気持ちいいですか?」

見下ろされながらゆっくり揺すられて、そんなことを耳元で囁かれたら、もうドツボだ。

「世界くん……の意地悪っ……」

永遠に私は世界くんから抜けだけない。
永遠に意地悪されて噛みつかれて、見えない首輪につながれている。

でも今日もちっとも嫌じゃない。

ずっと噛みついて。
ずっとキスして。
ずっと離さないで。


そして今日も明日も明後日も私の世界は世界くんの想うとおりにまわっていく。

 
「愛してるよ」

「愛してる」


──きっと永遠にどこまでも、どこまでいっても世界くんの想うツボ。





おしまい。🐕💓

2023.4.15 遊野煌

※最後までお読みくださった方のために『世界くんの想い人』短編を別で掲載します。良かったら覗いてください。

※画像はフリー素材です。
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