世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「お前っ」
「早いもの勝ちだろ。アンタがなんで今まで梅子さんに手出さずに指くわえてんのかしらねぇけど、俺はアンタの言う通り黙って、おすわりできないんでね。あともう一個。いま梅子さんと付き合ってる」
しんとした空気が流れて、殿村の綺麗な二重瞼がぐっと細くなる。
「何て言った……?」
「耳まで悪いんすね。梅子さんと付き合ってます。ちなみに俺本気です」
殿村に首元を締め上げられたまま、俺も左手で殿村の胸元を掴み上げ返す。
「くっ……どんな手使った?梅子がお前みたいな子供と付き合うなんて、よっぽどの汚い手を使ったんだろうな。何かを盾にして脅したのか?」
「まさか。ちゃんと付き合ってって告ってオッケー貰いましたけど?それにさー、子供っていうけど、俺ちゃんと梅子さんのこと満足させられますから
」
「そんなこと聞いてないっ!梅子に触るな!」
「嫌だっていったら?俺、事前に殿村部長に宣戦布告しましたよね。梅子さんは『俺の女にする、早いもの勝ちですよ』って。忘れちゃいました?」
殿村が奥歯を噛み締めたまま俺を睨み落とす。殿村はいつも余裕綽綽としていて、どんなに仕事でトラブっても焦る姿なんて見たことがないと明菜が話していたが、梅子のことになると別らしい。
「早いもの勝ちだろ。アンタがなんで今まで梅子さんに手出さずに指くわえてんのかしらねぇけど、俺はアンタの言う通り黙って、おすわりできないんでね。あともう一個。いま梅子さんと付き合ってる」
しんとした空気が流れて、殿村の綺麗な二重瞼がぐっと細くなる。
「何て言った……?」
「耳まで悪いんすね。梅子さんと付き合ってます。ちなみに俺本気です」
殿村に首元を締め上げられたまま、俺も左手で殿村の胸元を掴み上げ返す。
「くっ……どんな手使った?梅子がお前みたいな子供と付き合うなんて、よっぽどの汚い手を使ったんだろうな。何かを盾にして脅したのか?」
「まさか。ちゃんと付き合ってって告ってオッケー貰いましたけど?それにさー、子供っていうけど、俺ちゃんと梅子さんのこと満足させられますから
」
「そんなこと聞いてないっ!梅子に触るな!」
「嫌だっていったら?俺、事前に殿村部長に宣戦布告しましたよね。梅子さんは『俺の女にする、早いもの勝ちですよ』って。忘れちゃいました?」
殿村が奥歯を噛み締めたまま俺を睨み落とす。殿村はいつも余裕綽綽としていて、どんなに仕事でトラブっても焦る姿なんて見たことがないと明菜が話していたが、梅子のことになると別らしい。