世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
私はにぎわっている会場から目をそらした。元々大人数での会食や飲み会は苦手でほとんど出席したことがない。課長という立場上の部下への配慮もあるが、自宅でポテチを頬張りながら、暴れすぎ将軍を見ている方がよっぽど気が楽だし、リラックスできるから。
(それにしても……殿村遅いな……)
殿村がシャンパンを取りに行ってからもう十分は経っただろうか。
「はい、どうぞ」
後ろから聞こえてきたその声に振り返れば、世界が私にシャンパンを差し出していた。
「あれ?御堂くん?」
「誰待ってたんすか……あ、その顔、マジで気に食わないっすね」
「ちが……殿村がシャンパン持ってきてくれるっていうから……ていうか、そもそもこんな会話ここで……」
「こんなガヤガヤしてんのに誰も聞いちゃいないですよ。てゆかコレ、早く受け取ってよ」
世界が私の隣に移動すると自分のシャンパンに口づけながら、私にシャンパンを突き出した。
「ありがと」
「どういたしまして。ちなみにアイツですけど、途中で経理の部長につかまってて、なんか話込んでたから来ないって」
「そうなんだ」
私はシャンパンを一口口に含む。喉にシュワッとした刺激と共に甘酸っぱい後味がやって来る。思っていたよりものどが渇いていていた私はさらに二口、三口とグラスを傾けた。
「どこのだろ、このシャンパンうまいっすね」
「うん、確かに飲みやすいし、後味がすっきりしてて美味しいね」
「ですね。ワインならちょっとはわかるんですけど、シャンパンはわかんないや」
世界がシャンパングラスを傾けながら細かい泡をのぞき込んだ。
「御堂くん、お酒なんでも飲めるんだね」
この間二人でハンバーグを食べたとき、世界は私と同じものがいいとカルピスチューハイとレモンチューハイを呑んでいた。
「そうすね、酒はなんでも飲めますし結構強いですね。ボスから二十歳過ぎてから時々ですけど、上役たちの会合に連れてかれたりしてたんで。あ、てゆうかちゃんと見てくれた?」
世界が急にため口になるとそのまま私をのぞき込んだ。世界の肩にこつんと頭が触れて慌てて私は一歩下がった。
(それにしても……殿村遅いな……)
殿村がシャンパンを取りに行ってからもう十分は経っただろうか。
「はい、どうぞ」
後ろから聞こえてきたその声に振り返れば、世界が私にシャンパンを差し出していた。
「あれ?御堂くん?」
「誰待ってたんすか……あ、その顔、マジで気に食わないっすね」
「ちが……殿村がシャンパン持ってきてくれるっていうから……ていうか、そもそもこんな会話ここで……」
「こんなガヤガヤしてんのに誰も聞いちゃいないですよ。てゆかコレ、早く受け取ってよ」
世界が私の隣に移動すると自分のシャンパンに口づけながら、私にシャンパンを突き出した。
「ありがと」
「どういたしまして。ちなみにアイツですけど、途中で経理の部長につかまってて、なんか話込んでたから来ないって」
「そうなんだ」
私はシャンパンを一口口に含む。喉にシュワッとした刺激と共に甘酸っぱい後味がやって来る。思っていたよりものどが渇いていていた私はさらに二口、三口とグラスを傾けた。
「どこのだろ、このシャンパンうまいっすね」
「うん、確かに飲みやすいし、後味がすっきりしてて美味しいね」
「ですね。ワインならちょっとはわかるんですけど、シャンパンはわかんないや」
世界がシャンパングラスを傾けながら細かい泡をのぞき込んだ。
「御堂くん、お酒なんでも飲めるんだね」
この間二人でハンバーグを食べたとき、世界は私と同じものがいいとカルピスチューハイとレモンチューハイを呑んでいた。
「そうすね、酒はなんでも飲めますし結構強いですね。ボスから二十歳過ぎてから時々ですけど、上役たちの会合に連れてかれたりしてたんで。あ、てゆうかちゃんと見てくれた?」
世界が急にため口になるとそのまま私をのぞき込んだ。世界の肩にこつんと頭が触れて慌てて私は一歩下がった。