好きになってはいけない人を、好きになりました
歩いてたら確実間に合わないので、倉庫を出て走った。

「凛。駅まで送る」

瑠生が後ろから着いてきた。

「え!大丈夫だよ!道なら覚えてるし」

「夜遅いから危ねぇなだろ」

何とか、3分前についた。

久々にこんな走った。

「ハァー、疲れた。送ってくれてありがとう。瑠生」

「あぁ。気を付けて帰れよ」

瑠生は、息一つ乱れてない。

流石だ。

「あ、電車きた。じゃあね、瑠生。また明日、学校でね。おやすみ」

「おやすみ」

電車に乗って、今日一日を振り返った。

まさか、瑠生たちが睡蓮だったなんて。

一番関わったらいけない人達だったなんて。

岳にぃたちには、絶対バレてはいけない。

そして、瑠生たちにもバレてはいけない。

家に帰ると、みんな寝ていた。

私はお風呂に入って、日付も回ってたのですぐに寝た。

一方。

凛が帰ったあとの倉庫では…

「え、それ本当ですか?」

「あぁ。凛は、白蓮総長の妹だ。お前らは、それでも凛と仲良くしてくれるか?」

『もちろんですっ!』

「流石、睡蓮だ」

瑠生によって、下っ端に凛の事が話されていた。
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