うた×バト〜思いは歌声にのせて〜
守る者
来るたびに別の花が咲いている秘密の東屋。
今では、まるで虹の上にいるみたいに様々な色の花が咲いていた。
そんな花の香りに包まれる東屋のベンチで、雄翔くんは驚きの表情でつぶやく。
「……マジか」
横山くんに追いかけられた翌朝、そのことを相談も兼ねて話したらこの反応だった。
昨日の夜にメッセージで相談しようかとも思ったけれど、昨夜は雄翔くんの用事が夜遅くになったみたいで【おやすみ】のメッセージしかやり取りできなかったんだ。
「横山くんの昨日の様子を見るとまた追いかけられそうな気がして……。雄翔くんと横山くんは《S-JIN》の仲間でしょ? ちょっとアドバイスとかあれば知りたいなと思って……」
話しているうちに雄翔くんの表情が難しいものになってちょっと不安になる。
朝からいきなりこんな話をして困らせちゃったかな?
「ごめんね? 朝から変な話聞かせちゃって」
「え? いや、聞かせてもらえて良かったよ。俺がいないときにそんなことになってるとは思わなかったから」
謝った私に、雄翔くんは難しい顔をキョトンと変えてから笑ってくれた。
キョトンとした顔がかわいくて、その後の笑顔が爽やかで。
胸がキュンどころかギュンッとなっちゃう。
今では、まるで虹の上にいるみたいに様々な色の花が咲いていた。
そんな花の香りに包まれる東屋のベンチで、雄翔くんは驚きの表情でつぶやく。
「……マジか」
横山くんに追いかけられた翌朝、そのことを相談も兼ねて話したらこの反応だった。
昨日の夜にメッセージで相談しようかとも思ったけれど、昨夜は雄翔くんの用事が夜遅くになったみたいで【おやすみ】のメッセージしかやり取りできなかったんだ。
「横山くんの昨日の様子を見るとまた追いかけられそうな気がして……。雄翔くんと横山くんは《S-JIN》の仲間でしょ? ちょっとアドバイスとかあれば知りたいなと思って……」
話しているうちに雄翔くんの表情が難しいものになってちょっと不安になる。
朝からいきなりこんな話をして困らせちゃったかな?
「ごめんね? 朝から変な話聞かせちゃって」
「え? いや、聞かせてもらえて良かったよ。俺がいないときにそんなことになってるとは思わなかったから」
謝った私に、雄翔くんは難しい顔をキョトンと変えてから笑ってくれた。
キョトンとした顔がかわいくて、その後の笑顔が爽やかで。
胸がキュンどころかギュンッとなっちゃう。