イケメンクラスメートと溺愛同居が始まりましたっ!?


手を開くのが、ものすごーく怖い。


でもみんなに見つめられている状況で、手を開かなくちゃいけない。


チラッと王子颯斗を見たら、ニヤッと、部屋で見たときのような甘くて色気たっぷりの、それでいて妖しげな笑みにぶつかった。


それは誰にもわからないくらいの笑みだったけど、あたしにはわかった。


これもあれの一環ね。


咲が王子颯斗に興味がないから、意地悪をしているんだよね。


でたよ、悪魔な王子。


< 61 / 392 >

この作品をシェア

pagetop