夏の終わりに僕は恋をする
そんなおばあちゃんの役に立ててるなら私も嬉しかった。
「私も手伝うからなんでも言ってね!」
「夏芽ちゃんはいつも頼もしいねえ、ありがとう」
そこからお母さんが帰ってきて夕食の準備をしてくれて、いつも料理は手伝うと言っても手伝わせて貰えないため大人しくテレビを見て待つ。
夕食が出来上がり、3人でテーブルを囲むと美味しそうなご飯が並ぶ。くだらない話をしながらご飯を食べる時間は何気に好きだった。
「おばあちゃん、この辺散歩するならどっか行った方がいい所とかある?」
「散歩?散歩するのかい?」
「うん!明日お友達と散歩しよー!ってなってて」
「そうだねえ、水守神社(ミズモリ ジンジャ)とかがいいんじゃないかい?」
「水守神社ってあの…?」
「来週のお祭りも開催される神社だよ。そのお祭りもお友達と行けばいいんじゃないかい?夏芽ちゃん行きたがってただろう」
「……そうなんだけど、人混み嫌いな子で」
「人混みって言っても都会に比べたら大したことないよ。それにその子もこっちの人間なんだろう?お祭りの規模感くらい分かってるはずだよ」
「そうだね、誘ってみる!ありがとうおばあちゃん」
お礼を言うとおばあちゃんはニコニコした笑顔でこちらを見つめてきた。