夏の終わりに僕は恋をする
次の日、いつもの川で待ち合わせをすると要くんの姿はまだなくて。時間も何時って特に決めていたわけではないがここ最近は、13時頃に集まる事が多かった。
……もしかして今日は来なかったりとかする?まさかそんなことないよね?
そんな不安を抱えていると、
「夏芽」
後ろから聞こえてきて振り返ると要くんの姿。
「悪りい、遅くなった」
「えっ!ああ、ううん!全然大丈夫だよ!今来たばっかだし!」
来てくれたことに安心してほっと胸をなで下ろす。もし来てくれなかったら……そんなこと考えるだけで締め付けられそうなくらい苦しい。
「行こっか!」
「…ああ」
要くんの存在が日に日に大きくなっていくことに気付かないほど私も鈍感ではなかった。
隣で並んで歩き出すと、今まで座っていたせいでよく分からなかった身長差に気付く。意外と背大きいんだ、とか。
「今日はさ、神社行かない?水守神社!」
「水守神社?」
「うん!来週お祭りもやるところだし……、久しく行ってないから行きたいなあと思って」
「別にいいけど」