夏の終わりに僕は恋をする
ジリジリとした太陽が照りつけて、日差しが眩しくて。歩いてるだけで溶けそうになるくらい暑い。
いかにあそこの川が涼しかったのかが分かる。周りには木が沢山生えていて日陰になっていたし。
「暑いね」
「……だな」
なんだか今日はちょっと緊張していつものように上手く話せない。要くんもたくさんお喋りする方じゃないし、会話が途切れるとセミの鳴き声だけが響きわたる。
沈黙になりながらも歩いて15分くらいすると神社に着いて。中へと入ると緑のお陰かやっぱり少し涼しかった。
「わあ、やっぱり涼しいね」
「ああ」
「せっかくだからお参りしてこうよ!」
「……俺いま賽銭持ってねえ」
そう言われてポケットの中に手を突っ込んむと五円玉が2枚入っていたので片方を渡す。
「はい!これで出来るでしょ!」
「……悪いな」
