夏の終わりに僕は恋をする
「東京の人間じゃ田舎の怖さ分かんないと思いますけど、さっきの。俺がいなかったらあんた流されてたから。」
「あっはいそうですね…本当すみません……」
「水辺に近づく時は気をつけた方が良い。じゃあ」
そう言って男の子は去っていった。なんか、すごく怖い男の子だったけどキツい言い方をしてきたのは私がちゃんと分かる為にだよね?
優しい人だ……。確かにあの子に助けてもらえなかったら私はあのまま流されていただろう。
しばらくその場でぼーっとして動けなくて何分そこにいたか分からない。
こんなこと思っていいのか分からないけどさっきの男の子すごく綺麗な顔立ちしてたな…。年齢は同い年っぽかったしここら辺の中学に通ってるのかなあ。
そんなことばっか考えてさっきの男の子の事が頭から離れなくなった。
「またどこかで会えるよね…?」