上司の甘い復讐
オフィスに帰り、ハゲ崎に突き戻された報告書を読む。
私なりに頑張って作ったのに、奴は最低な態度で馬鹿にした。
上司がハゲ崎ではなかったら良かった。
隣の部署の鈴木さんなんかは、優しくて理想的な上司だ。
仕方なく報告書を手直ししていると電話がかかってくる。
電話を取るのも下っ端の仕事だ。
私は素早く電話に出ると、
「大倉さん。
新商品のパッケージデザインを送付しました。
確認いただけますか?」
デザイン部門からだった。
私はすぐにメールを開き、そのデザインを確認する。
すると、とってもポップでカラフルな画像が広がっている。
「わぁ!可愛くていいと思います!」
私はにこやかに答えていた。
「このデザインだと子供たちが喜んで買ってくれそうです。
部内でも展開し、またお返事いたしますね」
そして電話を切る。