上司の甘い復讐



私が大声を出すから、ハゲ崎と早乙女さんと目が合ってしまった。

ヤバいと思って口に手を当てる。



「知り合い?」


早乙女さんがハゲ崎に聞く声が聞こえた。

ハゲ崎がなんて答えたかは分からない。

ただ、ハゲ崎と馬鹿にしていることがバレたら、私はさらに会社で攻撃されるに決まっているだろう。

だけど午後からのハゲ崎攻撃をなんとかかわしたら、夜はマッチしたHさんに会える。

そう思うと、なんとか今日も頑張れそうだった。


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