上司の甘い復讐
翔太さんはちらりと私を見た。
そしてあぁと答える。
すると早乙女さんは爽やかな笑顔で聞いたのだ。
「翔太、花火大会行こうよ!」
翔太さん、断って。
そう思うのに、
「行くか」
奴はそう答える。
ちょっと待って、彼女は私だよね?
なんで早乙女さんと花火大会に行くの!?
慌てながらも思った。
私だって、山村君たちと花火大会に行くんだと。
「ありがとう!楽しみにしてるよ!」
早乙女さんがそう言って去ってから、オフィスが再びざわつく。
横山さんが早乙女さんの消えた扉と翔太さんを、交互に見ている。
そして、最も言って欲しくない言葉を吐いたのだ。