上司の甘い復讐




「……すみません」


新たな声がした。

私は思わず頭を上げ、扉を振り返っていた。

そこには、弱々しい顔でこっちを見る山村君の姿がある。

山形君まで、何をしに来たの!?




「あの……USB、僕が持っていました。

ちょうど写真を入れ替えようとUSBを探していたら、大倉さんの机にあって……」


今にも泣き出しそうな山村君は、ぎゅっと黒いUSBを握っていた。


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