上司の甘い復讐


思わず首を横に振った。

すると、翔太さんは満足そうに笑う。

そして、そっと私の髪を撫でた。



「やっと手に入れたんだ。

瑞希のこと、離すはずがないだろ?」



操られたように、こくんと頷いてしまう。

そんな私を見て、嬉しそうに微笑む翔太さん。

私の大好きな笑顔だ。



翔太さんはそのまま私の頬に手を当て、優しく告げる。



「俺は、瑞希が良ければ結婚したいとさえ思っている。

そこまで本気なんだ。

……瑞希は俺のこと、どこまで本気?」



ちょっと待って、もう結婚?

翔太さんと結婚!?

考えるだけでにやけてしまう。

そして胸がきゅんきゅんうるさい。


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