上司の甘い復讐
私もきっと、翔太さんと同じように真っ赤な顔をして、口をきゅっと結んでいるのだろう。
山村君には申し訳ないが、昨夜のことを思い出すとまた身体が熱くなる。
私はもうすでに、こうも翔太さんのものになってしまった。
「翔太、なんか言ったら?」
麻理子さんが面倒そうに言う。
「翔太がそんな態度だから、山村君はずっと誤解したままで可哀想だわ」
沈黙が訪れた。
翔太さんは少し頬を染め、下を向いている。
そして私も真っ赤な顔で俯く。
ドキドキとひたすら鼓動だけが早い。
その沈黙のなか、山村君だけがきょろきょろを私たち三人を見ている。