上司の甘い復讐
そして午後6時。
翔太さんは私との約束なんて忘れたかのように、普通に仕事をしていた。
だから私は黙って立ち上がり、帰ろうとする。
そんな私を、
「大倉」
彼は鋭く呼び止める。
だから私はビクッと飛び上がり、足を止める。
期待してはいけない、期待してはいけない。
どうせ、仕事の話だろう。
また面倒な仕事でも押し付けられるのだろう。
だって実際、翔太さんは仕事モードだし、帰る雰囲気でもないし……