上司の甘い復讐




このままハゲ崎のペースじゃいけないと思い、私は深呼吸をした。

そしてドキドキする心臓を落ち着かせる。

一息ついた私は、ハゲ崎に身を寄せながら彼を見上げた。


「翔太さんのほうがかっこよくって、さっきから私はドキドキしっ放しなの」


「……えっ?」


奴は驚いたように私を見下ろす。

そして少し頬を染めて、口元に右手を当てる。


「可愛すぎでしょ、ミキちゃん」



何その恥じらいは。

私、なんだか心臓止まりそうなんだけど。

ハゲ崎は鉄仮面だと思っていたけど、何この甘くて素直で優しいハゲ崎は!!



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