上司の甘い復讐
ハゲ崎は頬を緩めて私を見た。
視線が絡まると、さらに鼓動が速くなる。
ハゲ崎はそっと私のは頬に手を伸ばす。
不覚にも、触れられただけでとろけそうになる私。
ハゲ崎が嫌いすぎて顔をはっきり見たこともなかったけど、かっこいいなハゲ崎って。
鼻もすっと高いし、楽しそうに口角も上がっていて……
「ねー、ミキちゃん」
ハゲ崎は相変わらず甘ったるい声で私を呼ぶ。
「俺と付き合ってよ」
よしきた!
ハゲ崎かかった!!
なんて心の中でガッツポーズするはずだった。
それなのに、今私の心は熱くって余裕がない。
ハゲ崎の言葉が嬉しくて、ついにやけてしまう。