完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



「かい、ちょう……?」

手から伝わってくる熱も。

会長の瞳から伝わってくる熱も。

ぜんぶ……簡単にわたしをドキドキさせてくる。


「最後に……百葉ちゃん目つぶって」

「えっ、こう……ですか?」


ギュッと目を閉じると。

耳の上のあたりに、会長の指が触れてるのがわかって。


優しく髪に触れられて、何かがキュッと留まったような。


「ん、できた。思った通り可愛いね」

「……?」


サイドの髪にそっと触れると。

「えっと、これは……」


戸惑ってると、会長がいきなりスマホをこっちに向けて、パシャッと音がした。

「ほら、可愛いでしょ?」

< 157 / 211 >

この作品をシェア

pagetop