完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



ふわっと香水の匂いが鼻をかすめて。

とっさに目をギュッとつぶると……。


「……唇外せなくても怒らないでね」

「へ……、ん……っ」


唇にたしかにやわらかいものが触れて。


びっくりした反動で目を開けると、目の前には神楽くんの整ったきれいな顔があって。


え……え……?

こ、これってキス……されてる……?


思考が停止寸前。

でも、唇に触れてる熱が全身にぶわっと広がって。


「……キスされたらそんな可愛い顔するんだ?」


「っ、なんで、キス……」


相変わらず理解が追いつかないわたしと、余裕そうにしてる神楽くんと。

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