完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



どうしてもキスされたときのことを思い出してしまうし、ものすごく鮮明に残ってるし。


「こんな状態で神楽くんに会ったら、普通に接するなんて無理だよぉ……」


鏡の前で、ぺしゃんとつぶれそうになってると。


「なーんだ。どうした百葉? そんな不安そうな顔して」

「お、お兄ちゃん……!! いつからそこにいたの!?」


「少し前から。お前ずーっと鏡の前で突っ立って考え事してただろ? ひとり言もブツブツつぶやいてたしな?」

「うぅぅ……っ、いたなら声かけてよぉ……」


わたしには3つ上の大学生のお兄ちゃんがいる。

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