完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
ちなみに、お兄ちゃんもわたしの体質とか、異性が苦手なことを理解してくれている。
「なんだー? さては、夏休み中に出かけたことが関係してるな?」
「で、出かけたって……あ、あれは……!」
「母さんが言ってたなー。百葉の王子様が迎えに来たって。生徒会長さんなんだってな?」
「お、王子様!?」
な、なんでそうなるの……!?
しかも、ちゃっかりお兄ちゃんの耳にまで届いてるなんて……!
「もしかしてデートか?」
「っ!? ち、違うよ! か、神楽くんとは……」
「ほーう。デートの相手は神楽くんっていうのかー」