完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
「あ、でもこれだと作業がはかどらないね」
「な、なので、自分の机でやったほうが――」
「じゃあ、こうしよっか?」
「ひゃっ……いきなりなんですかっ……」
軽くひょいっと身体を持ち上げられて。
「百葉ちゃんが俺の上に座ったらいいね」
「よ、よくないです……!」
後ろからがっちり神楽くんが抱きついてくる体勢に。
「俺この体勢好きだなぁ。百葉ちゃんのこと好きなだけギュッてできるもんね」
「なぅ……」
お腹のあたりにある手の位置が際どいし。
それに……。
「あ、百葉ちゃんと目が合った」
神楽くんがわたしの肩にコツンと顎を乗せてるせいで。
わたしがちょっとでも横を向くと、至近距離でばっちり目が合っちゃう。
「っ!! さ、作業続けます……!!」