完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



神楽くんのそばにいると、ほんとに心臓もたなくて大変……っ。


こんな恥ずかしい体勢から早く解放されたい。


だって、またいつ神楽くんがイジワルしてくるか――。

「な、なななんですかっ」

「ん? 百葉ちゃんの手小さくて可愛いなぁって」


いきなり手に触れられてびっくり。


「俺とは違って……白くてやわらかいね」

「っ、そんな触らないでください」


大きな手で包み込むように触れたり。

指をゆっくり撫でたり、たまに絡めてギュッと握ってきたり。


「俺は手が空いててつまらないからさ」

「っ……」

「……百葉ちゃんの身体にイジワルしちゃおうかな」

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