完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
会長は考え事をするとき、よく口元を手で覆って画面を集中して見てる。
でも、わたしが近づくと。
「どうかした?」
さっきの難しそうな顔はいっさい見せずに、いつもの笑顔に即切り替え。
「あ、えっと、花森さんから回覧を頼まれたものと、壱瀬くんからの報告書を持ってきました」
「あぁ、ありがとう。そこに置いてもらえるかな? あとで時間を見つけて目を通すね」
会長の机には分厚いファイルとか、資料がたくさん。
これぜんぶひとりで処理するのかな。
会長は、わたしや花森さん、壱瀬くんには適度な仕事量しか振らない。