完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
きっと、会長なりにそれぞれのキャパを考えてくれてるんだろうけど。
じゃあ、会長の仕事量は誰が気にしてあげたらいいんだろう……?
「あの、会長? えっと、お仕事たくさん抱えてない……ですか? 会長をサポートするのもわたしの仕事なので、力不足なところもあるかもですが、もう少し頼ってもらえたらと……」
ちょっと踏み込みすぎた……かな。
会長みたいな完璧な人は、わたしなんかの力を借りる必要はないだろうし。
「よ、余計なことだったらすみませ――」
「ありがとう。その気持ちすごくうれしいよ。俺、更科さんにあんまり好かれてないと思ってたからさ」