完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
「へ……?」
「俺が気を使わせてばかりだから、少し距離を置かれてるのかなって」
「す、すみません……。それは、わたしの問題というか、会長に限らず男の子が少し苦手で……」
「そうなんだ。てっきり嫌われてるかと思ったよ」
ははっと軽く笑ってる様子は、いつもの会長と少しだけ違うように見えた。
なんだかリラックスしてるような。
「それじゃあ、少し甘えさせてもらおうかな。そこの本棚にある資料取ってもらっていい?」
「あっ、はい!」
これくらいの高さなら、台がなくてもいけるかな。
……と思ったら、ちょっと失敗。