完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
わたしがドジしたせいで、会長がケガしたら……!
「更科さん大丈夫? ケガしてない?」
「ご、ごめんなさい、わたしの不注意で……! わたしは大丈夫です……っ」
「こちらこそごめんね。ちょっと高いところに置いちゃったの忘れてたよ」
わたしなんかより、会長のほうが痛いに決まってる。
「か、会長はケガしてないですか……っ?」
慌てて会長がいるほうに身体をくるっと向けると。
「…………」
あれ……?
なんでか会長が黙り込んでる。
おまけに、ちょっと驚いた顔をして。
じっとわたしの顔を見つめたあと。