完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



「……もうほんとに、どこまで俺の心を乱すの」


ん……?

いま会長なんて?

ボソッとつぶやいたから、あんまり聞こえなかった。


「可愛すぎて困ったな」


あれ……というか、さっきから何か違和感が。


視界がいつもよりボヤッとしてる。


それに、結んであるはずの髪が、クシャッとなってほどけてる……?


「あっ、メガネ……」


さっき倒れた拍子に、外れちゃった……?


だとしたら今わたし――。

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