完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
わざと耳元でささやいて。
耳たぶを指先で軽く挟んで、親指でゆっくりなぞって。
「そっか、耳も弱いんだね」
「ぅ……」
「唇も頬もダメなのかな?」
「やぅ……」
触れ方は優しくなぞるだけ。
耳元に軽くキスが落ちて、過剰に身体が反応しちゃう。
「かい、ちょう……っ」
「ダメだ……。更科さんの反応が可愛すぎる」
悲しいわけじゃないのに、視界が少し涙でボヤッとにじんでる。
「そのうるんだ瞳……たまらなく可愛い」
会長の両手が、わたしの両頬を優しく包み込んで……しっかり目が合う。
「更科さんが俺に秘密を教えてくれたから」
「……っ?」
「ひとついいこと教えてあげる」
危険な笑みを浮かべて。