完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
「あれ。なんだ、百葉ちゃんいたの?」
「っ!?」
変わらず廊下の隅で突っ立ってると、気づいたら会長がこっちに来てた。
「偶然だね。こんなところで会うなんて」
「あっ、えっと……さっきの話……」
「あぁ、あれなら無視していいよ。百葉ちゃんが気にすることじゃないから」
「す、すみません……わたしのせいで」
「どうして百葉ちゃんが謝るの?」
「だって、わたしのことかばってくれて……」
「俺が百葉ちゃんに対して思ってることを言っただけだよ。だから、他人がとやかく言うことは気にしないこと。見てる人はちゃんと見てるから」
優しく頭をポンポンされて、胸のあたりがあたたかくなった。