完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。
「あ、ありがとうございます……っ」
「じゃあ、今から俺と愉しいことしよっか?」
「え……っ?」
あれ……。
このまま感動的な流れで終わるはずじゃ。
な、なんで会長すごく危険な顔して笑ってるの……?
「ほら、こっちおいで」
「きゃっ……」
薄暗くて、廊下の死角になるところ。
会長に抱きしめられて、身動きが取れないまま。
「俺ね、百葉ちゃんに怒ってるんだよ?」
「え、どうして、ですか……っ?」
控えめに会長を見つめると、にこっと笑って。
顎をクイッとあげられて、じっと見つめたまま。
会長の顔がすごく近い……っ。