雪降る夜はあなたに会いたい 【下】
「……やっぱり、何かが面白くないな」
「何が、ですか?」
創介さんがそう呟いたかと思うと、身体を起こした。
「おまえが、他の男を褒めているのを聞くのは、めちゃくちゃ面白くない」
私の手首をベッドに押さえつけて、見下ろして。
「そ、そんな」
「その口から、他の男の名前は聞きたくない」
耳元に唇を寄せて囁いた。
さっき、嫉妬したと言って苦笑していたのに――。
創介さんが私の唇を塞ぎ、その手がいつのまにか私の胸へと滑って行く。
「きゅ、急に……っ」
「急って、今、自分がどんな姿か忘れていたか? 全裸だぞ?」
「だからって――」
「目の前にこんなに可愛い胸があれば、触りたくなるのが当然だ」
「……んっ。ま、待って」
だめなのだ。どんな時でも、この人の手が触れれば、すぐにこの声が甘ったるくなってしまう。
「こんなに可愛くてたまらないと思うのも、愛おしさが勝手に溢れて来るのも、おまえだけだ」
もう、先ほどから十分愛撫されているのに、まだ甘い刺激を与えようとする。
「……愛おしくてたまらなくて、こうしてずっと、触れていたい」
また、その腕に囚われる。