主従夫婦~僕の愛する花嫁様~
「紅葉と雲英は、昔から本当に“似ている”な」
「え?」
「互いに想い合い、互いのために自分を犠牲にし、互いの幸せを誰よりも願っている」
「そうかな?」
「あぁ。
我娘ながら、本当に立派だ……!」
「フフ…」
「急だったから、パーティー会場での披露宴だけだ。
そこまで、俺がエスコートする」
そう言って、腕を出す父親。
紅葉は微笑み、父親の腕に手を絡めた。
会場前の扉に、従業員が待っていた。
「皆様、お待ちかねですよ!」
「はい」
「では、開けますね!」
インカムで確認を取り、従業員が扉を開けた。
亞嵐達が拍手をして、紅葉と父親に注目する。
「綺麗…/////紅葉」
「ヤバいな、この美しさは////」
亞嵐達が見惚れ、感心したように見入っている。
そして━━━━━
そんな中で、雲英が一番見惚れていた。
「これは、美しい………//////」
ここで、父親が従業員からマイクを受けとる。
そしてみんなに向かって言った。
「皆様。
本日は我娘のために、忙しい中誠にありがとうございます!
本当なら、私が雲英の元まで紅葉をエスコートするんだが………
紅葉には“自分の力で”雲英の所へ行ってほしいと思っている。
過保護に育ててきたから、紅葉は守られてばかりだからな(笑)
だからこそ…………
紅葉、一人で雲英の元へ行きなさい………!」
「はい!」
紅葉は、ゆっくり雲英のいる所まで歩いていく。
ゆっくり歩きながら、紅葉は色んな思いにふけっていた。
物心ついた時から雲英がいて、守られて生きてきた。
雲英に“一人の女性として”見てほしくて、必死に背伸びしてきた。
雲英に告白され、恋人同士になり、プロポーズされ、まだ一年に満たない結婚生活の中、色んなことがあった。
悲しいこと、苦しいこと……でもその分、楽しいことや嬉しいことも沢山あった。
これからも雲英と共に、色んなことを乗り越えていきたい。
「━━━━紅葉様/////」
雲英が、両手を広げて待っていた。
紅葉は、その大きくて温かい胸に飛び込んだ。
「雲英!!」
「とても綺麗です!!
惚れ直しました!」
「ありがとう!雲英も、とっても素敵!!/////」
二人は、微笑み合った。
「え?」
「互いに想い合い、互いのために自分を犠牲にし、互いの幸せを誰よりも願っている」
「そうかな?」
「あぁ。
我娘ながら、本当に立派だ……!」
「フフ…」
「急だったから、パーティー会場での披露宴だけだ。
そこまで、俺がエスコートする」
そう言って、腕を出す父親。
紅葉は微笑み、父親の腕に手を絡めた。
会場前の扉に、従業員が待っていた。
「皆様、お待ちかねですよ!」
「はい」
「では、開けますね!」
インカムで確認を取り、従業員が扉を開けた。
亞嵐達が拍手をして、紅葉と父親に注目する。
「綺麗…/////紅葉」
「ヤバいな、この美しさは////」
亞嵐達が見惚れ、感心したように見入っている。
そして━━━━━
そんな中で、雲英が一番見惚れていた。
「これは、美しい………//////」
ここで、父親が従業員からマイクを受けとる。
そしてみんなに向かって言った。
「皆様。
本日は我娘のために、忙しい中誠にありがとうございます!
本当なら、私が雲英の元まで紅葉をエスコートするんだが………
紅葉には“自分の力で”雲英の所へ行ってほしいと思っている。
過保護に育ててきたから、紅葉は守られてばかりだからな(笑)
だからこそ…………
紅葉、一人で雲英の元へ行きなさい………!」
「はい!」
紅葉は、ゆっくり雲英のいる所まで歩いていく。
ゆっくり歩きながら、紅葉は色んな思いにふけっていた。
物心ついた時から雲英がいて、守られて生きてきた。
雲英に“一人の女性として”見てほしくて、必死に背伸びしてきた。
雲英に告白され、恋人同士になり、プロポーズされ、まだ一年に満たない結婚生活の中、色んなことがあった。
悲しいこと、苦しいこと……でもその分、楽しいことや嬉しいことも沢山あった。
これからも雲英と共に、色んなことを乗り越えていきたい。
「━━━━紅葉様/////」
雲英が、両手を広げて待っていた。
紅葉は、その大きくて温かい胸に飛び込んだ。
「雲英!!」
「とても綺麗です!!
惚れ直しました!」
「ありがとう!雲英も、とっても素敵!!/////」
二人は、微笑み合った。